シンヤビオジマに学ぶ食物栄養学 < はじめに < 新谷先生との出逢い

・はじめに

 最近、ニューヨーク在住で胃腸内視鏡外科(ポリペクトミー)の先駆者である新谷弘実先生の著書が爆発的に売れています。病気にならないための生活習慣が博士の長年の臨床的観察から「腸相」と「生命力」との関係を中心に説かれています。そして具体的な健康法をシンヤ・ビオジマ「生命に重要なエネルギーを与える健康長寿法」と命名し啓蒙活動を続けられています。

 肉食中心の米国人と菜食中心の日本人の両国の患者約30万人以上に対する臨床経験から発せられる多くの提言は大変興味深く、説得力があります。

 食物の作用が軽視されがちな現在の医療において「病気にならない」ために胃腸の目視的形態と発症の関係における食物の重要性を実に明快に、また栄養学の常識を超えたベテランの臨床医にしかできない仮説を交えて提言されていることに敬意を表します。

 また、食物栄養の研究者として臨床医の先生方に疾病の予防と治療に食物機能の有用性を伝える伝道者として感謝の意を表するものであります。

 新谷先生の最も近くにいる食物栄養学者を自認するものとして「病気にならない生き方」における食の部分について臨床的観察現象につながる食物機能学的理論構成を推論を交えて提言させていただきます。

     新谷弘実先生と前田浩明所長

・新谷先生との出逢い

 新谷先生との初めての出逢いは10年前です。ある歯科医から私が親しくしているニューヨーク在住の有名な内視鏡外科の先生で食べ物と腸の関係を研究されている方がいらっしゃるので一緒に逢いませんか」とのお誘いを頂き。半蔵門クリニックでお逢いしました。私が抱いていたイメージとは全く異なり、柔和で若々しいジェントルマンでした。

 そして何より熱心に消化器病と食物の関係を語られる先生に大変親しみを感じました。そして、その時初めて顔の相があるように胃、腸にも良い相と悪い相があり、悪い相が続いて行くと、早晩、潰瘍や腫瘍を発症すること、ポリープに良性のものはなく、いずれポリープ自体が悪い相に変り腫瘍になること、大腸癌は2年に1回の内視鏡検査とポリープの除去で完全に予防できること、胃腸の相の改善には食物が最大の武器になること等を約1時間の面談の中で教えて頂きました。そして先生の名著である「胃腸は語る」にサインを頂きプレゼントして頂きました。また嬉しいことに、私が開発した免疫強化食品 米ぬかアラビノキシラン誘導体にも理解をして頂き、先生の検査を受けた方で腸相の改善が必要と感じられる方には積極的に勧めて頂くことを約束して頂きました。
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